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平成最後となる10月も

早くも一週間が経ちました。

11月11日公演の合わせに始まり、

その御挨拶回りに福島への指導、

屋外の本番、そして教室の指導。

毎日が刺激物のような日々で、

感情の変化も大きく、

でも決断、実行!

そんな一週間でした。

今年の福島への指導は、

11月の鳳雛の公演にも出演するため、

いつもの桶売中学校の生徒だけでなく、

その卒業生を含んでの指導もさせていただいております。

ほんの数年前から始まったこのご縁ですが、

毎回伺うたびに色んなことを考えさせられます。

当たり前の日常が、急に変わってしまったら。

逃げようのない現実という足音が、

刻一刻と近づく音を感じたら。

自分は今何をしたいのか、すべきなのか。

なぜここにいるのか。

漠然としか捉えていなかったリアルタイムの姿を、

どう捉えて、どう生かして、どうつなげていくのか。

桶売の生徒や卒業生だけでなく、

教職員の皆様や、

一緒に指導にあたってくれている奏者の方々からも、

その姿は学ぶべきところが多く、

存在のありがたさや、人を慈しむ心までも学ばせていただいております。

教職員の先生方の熱心な想いがなかったら

このご縁は絶対になくなっていたと思います。

秋口の多忙の中一緒に指導にあたってくれている方々の、

きめ細かい的確な指導やサポートがなかったら、

もっと気が付かないこともたくさんあったと思います。

今回この福島の生徒や卒業生達の11月公演での出演は、

「子どもがふみだす復興応援体験事業」

という事業を受け、教職員の方々、

そしてご家族、地域のの方々のご理解を得ての参加となります。

過疎化、高齢化といった現実と向き合うと、

次回こういった公演での参加や、

復興事業の継続も定かではありません。

自身も、今回の公演は今までに無い心構えで臨んでいます。

自分がこの公演を最後の舞台にするなら。

漠然とした公演への想いから、また、

たくさんの場所や人たちが教えてくださったことを

様々な角度から見つめなおして、

今制作作業を進めております。

自分は器用ではないので、

物事を進めるのが遅くて、

人に上手く物事を伝えるのも得意ではなく、

シビアな決断も時間がかかってしまいます。

時に人を傷つけてしまったり、

悲しませてしまったり、

心配をかけたり、困らせてしまったり、

自分でもたまに呆れてしまうこともあります。

それでも。

決めたことはやり遂げたいし、

誰よりもいい公演を作りたいと思うし、

誰よりもやってよかったと思いたい。

今は

今まで生きてきて、

一番疑っていた自身を、

自分で自分を信じられている。

そんな気がしています。

あと約1か月。

11月11日に向けて突っ走ります。

あー。これ終わったら泣くパターンのやつかな。

がんばります!


そんな本日は先日福島の学校の近くで遭遇した

かわいこちゃん達の後ろ姿でお別れです。

和楽器集団「鳳雛」

兒玉 文朋

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