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力を入れることは
比較的簡単にできる。
力を抜く方が何倍も難しい。

今皆さんがイメージする、
創作の和太鼓。

とにかくみんなで型を合わせ、
力でガツガツのイメージを
お持ちの方も多いかと思います。

よく鳳雛和太鼓教室では、
その人の仕事に例えてお稽古をします。

「例えば会議室でプレゼンをする」

1 その時に力が入りまくって、
一言一句を無駄な力を込めてプレゼンする人

2 適度に力を抜いて、
要点を的確に突いてくる人

どちらが心に響きやすいでしょうか。

子どもだったら

1 ボールを投げる時に投げる前から
ガチガチに力を入れて投げる

2 離す瞬間まで適度に抜いて、
リリース、フォローにつなげる
(もちろん動作を付けたり、
言葉はもっと分かりやすく言いますが)

やはり適度に力の配分が出来る、
そして自分の特徴を知っている人こそ、
音楽でも、仕事でも、スポーツでも、
和太鼓でも、そして実生活でも
良い結果を残し、また、
スマートに格好よく見えているはずです。

力が入ると呼吸も乱れ、
視野も狭くなってしまい、
周りの音も聞こえなくなり、
体にも無駄な負荷がかかってしまいます。

ではどうしたら抜けていくのか。

初めてのことを力を抜いて完ぺきにこなす

なんてほぼ100%無理です(笑)

なので最初は力んでしまっても構いません。
お稽古事だったら、第三者として自分を見て、
先生や先輩と何が違うかを感じ取ることです。

和太鼓教室も覚えていくことはたくさんあります。
足し算引き算をする前に、
数字が読み書きできなければそれは難しいです。

ふと周りの雰囲気を感じ取れるようになった時、
それはすでに力が抜け余裕が出来てきた証拠です。
「本質に近づいている」
ということになります。

何度も何度も繰り返して、
無駄をそぎ落とし、
自分の理想の形へ。

鳳雛和太鼓教室の宣伝を書こうと
思いつつ全く違う話になってしまいました。汗

和太鼓を通じて
お稽古を通じて

生きる道のプラスαになっていただければ幸いです。

行到水窮處
~ゆきてはいたる
みずのきわまるところ~

和楽器集団「鳳雛」
兒玉 文朋

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