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一連の京品ホテル(東京都港区高輪)が経営悪化などの理由で廃業、

そして従業員の解雇に関して少し書こうかと思います。

あくまで個人的な私見で、文章力も無いのでうまく伝わるか不安ですが・・・。

TVなどでご存知の方もたくさんいらっしゃると思います。

こうした老舗の旅館が、納得のいかない状態で幕を降ろすのは胸が痛いです。

従業員の皆さんは血のにじむ努力で今日までこのホテルを支え続けていました。

組合の金本正道支部長は

「昨年も8000万円の利益が出ており廃業は納得できない。

社長は放漫経営であり、労働者を債権回収の犠牲にするな」

と、地位保全などを求め、提訴したそうです。

経営者の決定は絶対かもしれませんが、これだけ伝統のあるホテルが、

紙切れ1枚で、ろくな話し合いの場も持たず、聞く耳持たずで幕を閉じていいものか。

・・と思い、昨日行ってきました。京品ホテルに。

1階にある数店の飲食店が現在自主経営をしています。

色々な意見がある方がたくさんおられると思いますが、私は彼等を支持しています。

今日改めてそう思いました。

昨日当ホテルの「いの字」さんというお店にお邪魔して、御多忙かと思いつつも、

お手紙と、差し入れ、少しばかりのお気持ちを手渡してきました。

開店中ということもあり、店内はサラリーマン達で沸きかえっておりました。

対応して頂いた従業員の方は、快く迎えていただき、帰り際には

「ありがとうございます!!」と急に訪れた自分なんかに深く頭を下げて

見送っていただきました。

そして1日たって先ほど料理長さんから直々に御電話をいただきまして、

改めて御礼の言葉をいただきました。

自分はホテルや飲食店を利用させて戴いたことは正直ないのですが、

常連さんのように本当に丁寧に。

自分はその声に逆に励まされた感じがします。

無理矢理こじつけかもしれませんが、昔からの物を守るものとして、

これからの未来をつくるものとして本当に尊敬できる方です。

こういった支援の声が後を絶たないそうです。

その1人1人に忙しい時間を削って連絡をいただける。

こういう昔気質の職人さんは僕は大好きです。

現実はとても厳しい状況で明日どうなるか分からない状況が続くそうですが、

とにかくお身体だけは大事になさって欲しいと思っています。

そして彼等にとって、どんな結論が待つにせよ、

良い形が迎えられることをお祈り申し上げます。

鳳雛

児玉 文朋

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