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最近色々な職種の方々とお会いする機会があって、

よく指導論の話になります。

一見職種が違うだけに、指導の仕方は様々なように感じますが、

これが驚くほど根幹は似ているものです。

自分なんかの場合は、太鼓の教室をしたり、体験教室をしたり、

音楽鑑賞会などで指導することが多いのですが、

1番強く持つことは、

自分がどうしたいか。

ということだと思っています。

旗振り役の自分の意見がコロコロ変わってしまったり、

根拠の無い持論を展開したところで、

指導される側は困惑してしまうだけだと思います。

「自分がどうしたいか」

は、指導者であり、またされる側にとっても大事なことだと思います。

プロ野球選手の工藤公康投手は、自身の著書でこう語っています。

「ただ、ハイという返事はよくない」

あぁ、なるほどと。

ああやれ、こうやれと言われたから、ハイ。

怒られて、ハイ。

工藤投手は小さい頃から、ハイというだけでなく、

なぜこう言われたのかを考えてハイと言っていたそうです。

結局は考えるのは自分自身で、やるのも自分自身。

今の自分には何が足りなくて、何をすべきなのか。

それに気付いて実践するのは自分自身です。

そこでメンタルトレーニングが必要になってきます。

僕の中ではメンタルは、

これから取り組む期待感と、積み重ねた自信

から来るものだと思っています。

ある意味自分で自分を洗脳し、それをコントロールすることだと思います。

ある打者が(また野球話ですが・・。)

「ボールが止まってみえる、縫い目の1つ1つまでみえる」

と言ったことがあります。

もちろん実際止まってはいないし、1つ1つまで見えたら恐ろしいことです。

ただ本人にとってはそう言ってもおかしくない位の時間だったはずです。

今何をすべきか

のビジョンがはっきり見えていると、

自身のメンタル力にも繋がる。

太鼓は、打てばその音ははかなく消えてゆきます。

ただ明確なはっきりとした意志をもった音は、心に残ると思っています。

とにかく

「今」

にたどり着くプロセスを大事にしたい。

和楽器集団「鳳雛」

児玉 文朋

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