☆スッと心に☆
いつもいつもこんなご無沙汰日記をご覧頂いている皆様、
本当にありがとうございます。
むしろ恐縮です。
神田、三社も終わり、だいぶ暖かくなりましたね。
今日はある年配のおじさまのお話。
先日エレベーターに乗った時の事です。
私が先に乗って、扉が閉まる寸前に年配の男性が
乗ってきました。
私は下のボタンを押していたので当然エレベーターは下行き。
扉が閉まり、エレベーターが動き始めたその時、男性は
「あぁ、下に行くのか。」
私は、あぁしまった、ひと声「下に行きます」と告げれば良かったと思いつつ、
1つ下の階で止めようとしたのですが、男性はこう言いました。
「あぁ、いいんだよ。
どうせ乗っていればそのうち着くんだから。
急いでもいないし、慌てるこたぁないよ。」
まぁ当たり前の事なんですが、その雰囲気がとても素敵に思えました。
言葉の1つ1つに嫌みがなく、どこか落ち着いたように感じつつ。
私は目的の階につき、閉まる扉の奥にいる男性に一礼しました。
その際にも男性は、
「ありがとう」
と小声で言いながら、右手を振り扉が閉まりました。
言葉に重みというと大げさになってしまうかもしれませんが、
作った言葉でなく、しかも去り際に「ありがとう」。
あぁこんな年のとり方をしたいなぁと思いました。
自然にありのままの自分を、構えていない相手にスッと心に入り込む。
それはきっと演じようとしても根本が何か違うだろうし、
どこかに隙が出てしまうような気がします。
表現者としている以上、作品を創り出して、それを人前に出すことになるんですが、
どこかで押し売りっぽいところや、着せがましくなる所もあると思います。
「感動してもらえるように」とか「勇気を与えたい」とか最近メディアを通じてよく
こんな言葉が発信されていますが、どこか引っかかってしまいます。
受け手がどんな想いや気持ちで表現者を観に来るかはその人の自由ですし、
強制するものでもないと思います。
人対人である以上どんなことも100%は無いかもしれませんが、
そこに近づく努力をしなければと、太鼓を運びながら考えてみました。
というわけで告知です(笑)
2014年5月23日 (金)
和楽団煌の演奏会に出演させて頂きます。
今回は2回公演で、
[昼公演]13:30開場 14:00開演
[夜公演]18:30開場 19:00開演
<場所>
すみだトリフォニー小ホール (JR 東京メトロ 錦糸町駅下車)
<チケット>
前売・当日 3,000円 (全席自由)
<曲目>
舩川 利夫/箏四重奏曲
秋岸 寛久/笛と三味線のためのコンポジション
一柳 慧/花の変容
根本 卓也/春の夜の品定め
川崎絵都夫/祭り幻想
他
<出演者>
【和楽団 煌】
箏 阿佐美 穂芽・石田 真奈美・岡山 亮子・田中 奈央一・平田 紀子
三味線 簑田 弘大
琵琶 久保田 晶子
笛 あかる 潤・田中 涼二
尺八 友常 毘山・永田 皎山・松岡 幸紀・渡辺 元子
笙 金澤 裕比子 (賛助)
打物 小川 実加子 (賛助)・兒玉 文朋 (賛助)
指揮 根本 卓也
作曲 根本 卓也
■企画・構成 阿佐美 穂芽・田中 奈央一・永田 皎山・簑田 弘大
<主催>
和楽団 煌
<広告協力>
五味和楽器店
音福
ジャパニーズ・カルチャー・ビジット
三味線 亀屋
三味線かとう
篠笛 立平
和楽団煌サイト
http://wagakudan.hotcom-web.com/wordpress/
ご観覧希望の方は煌、または兒玉までご連絡下さい。
そういえば先日帰宅してソファーに座った途端に、
曲の神様が降臨しまして、しかも3曲同時に!
まぁワタワタしました。
座っておそらく10秒後には「ペンとメモ帳ー!」と言いながらも
そばに無く、スマホのボイスレコーダーに口ずさんでいました(笑)
今月は数曲締切があるので頑張りますー!!
あ、教室の生徒さんからこんなもの頂きました。
「鳳雛 兒玉」
と書かれているらしいです。(真相は闇ですが。笑)
どこに保管しようか悩んでいます。笑
さて!これから明日(今日)の合わせ浚いますー!
皆さんも季節の変わり目くれぐれもご自愛ください。
和楽器集団「鳳雛」
兒玉 文朋
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