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惣体自由(そうたいやわらか)

剣豪、宮本武蔵は
「五輪書」にこの言葉を記しています。

よくお稽古の際、
「力を入れることは簡単だが、
抜くのはその何倍も難しい」

と伝えます。

ほとんどはそれを聞いて、
力を抜くことに力を入れてしまいます。

自然に
というのは極論で、
物理的に力を入れないと動くことは出来ません。

結局、鍛錬を重ね、
自由自在な体を自身で手に入れるしかありません。

構えはとても重要な要素の一つですが、
そこばかりに気がいっていると本末転倒。
体だけでなく、心も凝り固まってしまいます。

と、偉そうに書いていますが、
他の楽器のお稽古をつけていただいている際に、
同じように先生に「力が~」と言われます。笑

会話一つにしても、
人付き合いにしても、
お稽古も仕事も、
音楽もスポーツも、
その奥行きに触れて、
初めて本質が見えてくるものだと思います。

こうして知識を入れたとしても
またそれが形無しにならないように
明日も励もう!

和楽器集団「鳳雛」
兒玉 文朋

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