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私は和太鼓や打物(和打楽器)の演奏や
指導のお仕事なので、現状や、
今思うことを
率直に書き連ねていこうと思います。

今から約2か月前から
教室の休講を始めました。
その少し前、2月中頃あたりから
今、そしてこの先のイベントは
ほとんどすべてが
中止、延期となっております。

和楽器集団「鳳雛」の演奏会も
6月末に予定しておりましたが、
公演の中止、延期とさせていただきました。

私の周りの演奏家も皆、
同じような環境で、
オンラインなどのお稽古をしている方も
いらっしゃいますが、
ほぼ皆さんが無収入の日々が続いております。

ご存知の通り、収入は水物で、
邦楽に限らず、音大を出ていても
そのお仕事だけで食べていくことや、
貯蓄をしていくことはとても困難な職種で、
アルバイトを並行でしている方も
当然多くおります。

イベントに携わる演奏家は、
事態が起こり始めた早くの段階から
影響を受け、おそらく、
演奏会(コンサート)や
祭事、パーティー演奏などのお仕事は、
以前のように戻ってくるのは
事態の収束がかなり進んだ後に
なってくると思っております。

こうした事態も
この仕事を選んだ時点で
ある程度の覚悟は出来ていたつもりでした。
(若干想像を超えていた部分もありますが・・

今なお医療従事者の方々や、
子どもを預かるお仕事の方々が
最前線で働き、
運送業やスーパーなど
生活に欠かせない物を扱う方々、
多くの皆様が身を粉にして
その仕事に努めております。
本当に心から感謝の意を表したいと
思います。

こうした事態になり、
演奏家とも連絡を取り合いながら
支援を含め何か出来ることはないか、
今後どう動いていくかなど
たくさんの方々と話をしております。

1日が早く過ぎるような気もしますし、
長く感じるような毎日です。

もちろん先の見えないこの時間は、
時に心を蝕むような感覚にも襲われます。
これは皆さんも同じような方々も
多いかと思います。

おそらく想像を超えた長期戦になると
私個人は思っております。

ただ決して自分の仕事への
想いの火は消すつもりはありません。

文化や音楽は今は
2の次、3の次となっていく
皆さんの思いももちろん理解しております。
つい先日には職業差別のような
誹謗中傷もありました。

人間はただ食べて寝るだけではなく、
豊かに生きることを求めます。

いつの時代もそうだったと思います。

どんな時も生活に文化や音楽は
寄り添って生きる力となってきました。

閉鎖的な業界
と良く言われますが、
ここ数年で変革の時を迎えていたと
私は感じています。

たくさんの演奏家が
素晴らしい音楽を生み出す一方で、
その魅力を少しでも広めるために
様々な活動をしています。
そして師から教わった心や
行動を大切に守っているのも事実で、
その中で悪い物は淘汰され、
いつの時代でもすたれていきます。

少しずつ広がりつつある和楽器や
その文化を通じたその教えや音楽は
大切な残したい日本の心だと
私は信じています。

毎日たくさんの音楽を聴いて、
見守ってくれていたホールは
今は無音でその時を静かに待っています。

今回の新型コロナウイルスの猛威で
皆さん大変な時だと思います。

演奏家は出来る限り、
芸事に対する心を燃やし続けます。

もしかしたらこのお仕事の道を諦め、
違う人生を歩むことになる人も
いるかもしれませんが、
もちろんそのことを否定することは
ありません。

ただ、
もし今回の事態が収束し、
その火がまた強くなろうとしたその時には、
どうかその場に足を運んでいただけましたら
幸いです。

和楽器集団「鳳雛」には
将来を担うであろう素晴らしい演奏家が
多く参加してくれております。

その時まで私達は精進してまいります。
そして成長した姿をお見せすることを
約束いたします。

今はとにかく事態の収束に向けて
出来ることをし、命を守り、
毎日を大切に生きたいと思います。

自分を、そして周りを気遣い、
糧として良い世の中になりますように。

そしてそして、また演奏会披いて
終わった後に笑顔で写真撮れますように!!

いつもお世話になってばかりの
素晴らしい演奏家の皆さんの
プロフィールや活動は
↓こちらの共演奏者のご紹介をご覧ください↓
和楽器集団「鳳雛」サイト

↓和楽器集団「鳳雛」の曲を少しずつ↓
和楽器集団「鳳雛」プロモーションムービー➁

他にも数本動画もございますので是非
お時間ある際にご覧ください!

それでは皆様
くれぐれもご自愛ください。

和楽器集団「鳳雛」
兒玉 文朋

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