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いくらか前に祖父から

「これを読みなさい。」

と渡されたものをここに記したいと思います。

時間があったら読んでみてください。

豊かに生きる

人生八十年の時代において、健康で長生きするにはどう心掛ければよいのか、
それは年をとらずに若返ることです。
年をとると言うことは自然で、年をとらぬと言うことは自然に逆らうこととなります。
こんなことは出来ませんが、しかし、現在の健康を保てば、それがそのまま
「健老者」となって、姿や形は若返ることとなるのです。

まず第一に「豊かな心」を持つことです。
豊かな暮らしと言うことは、物や金銭で豊かになることではありません。

朝早くおきて澄んだ空気を腹いっぱいすって、爽やかな空気のなかで昇る朝日を
御覧になってください。
豊かさとは愁いを忘れて、汚れのない空気で深呼吸してみてください。
お金はかかりません。

第二に「頭をお使いなさい」

もう歳なんだからなど言わないで、先ず毎朝、新聞でも御覧下さい。
毎日、世間ではいろいろの出来事がありますが、たいていは自分とは関係ないことが
多いのです。テレビや新聞を見て自分に関係が有るか無いか頭の中で考えましょう。

感情に働くと言う右脳を積極的に使って、音楽等を鑑賞し、どの歌手がうまいかななど
比べるのも面白いことです。
今流行の男性のスタイルや、女優さんや歌手の名を一刻なりとも覚えてみてください。

第三に「食事に注意」です。

歳はとっても食事は一日三度に分けてキチンといただきましょう。
ただ一日の内に出来る限り野菜や小魚を主とした三十種以上の副食を、少量ずついただきましょう。
これは野菜の中に溶け込んだミネラル、ビタミン類をいただくつもりで、よく噛んで
唾液とあわせて胃に送りましょう。ゆっくりと。

第四に「友達と話をいたしましょう。」

人生は元来孤独のものです。一人で過ごせば何の会話もなく過ごします。
古人は淋しい時は、自分の影と話をしたそうです。
歳をとれば昔からの友人も一人去り、二人去り、淋しさは毎年身辺に迫ります。
子供達もいつか独立して離れていきます。
二十年、三十年連れ添うた夫婦もやがて別れる時がくるものです。

平常に友を求めて若い時から金のかからぬ、しかも頭を使う遊びを心掛けましょう。
俳句、碁、将棋の類も若いと言われる五十歳前から心掛けておく遊びです。
本を読むのも話を聴くのも、心の遊びと考えてください。
「遊戯三昧」ユゲザンマイと言う言葉があります。
心の道楽と言うことでしょうか。

第五に「足腰を丈夫にする」ことです。

鍛えると言うのは若い時です。
歩く時には背筋をシャンと伸ばして、大股に速足で歩くこと。特に階段で転ばぬように注意して。
坂の登り下りには人込みを避けること。
道の良いところで安全の確認ができたら一分間の駆け足。ただし充分に足元に注意すること。
一端ころんだら百日歩いても何の役にもたちません。

以上五項目を私は実践しております。

五十年前の健康標語に

「まず健康」

と言う言葉がありました。

往年の私の戦中時代は

「まず生きる」

ことでした。今では

「豊かに生きる」

に変えたいと考えております。

といった内容でした。

祖父は・・・おじいちゃんは現在90を過ぎていますが、まだまだ元気です☆
きっと長寿記録を塗り替えてくれるはずです。

年配の人に色々話を聞くことが最近すごく楽しいしすごくためになることに
ようやく気づきはじめました。

先日自分の背中を手のひらで「バンッ!!」と叩き、

「元気でやれよ!!」

と言われました。

その一言がとても温かく、やるぞ!!という気持ちにしてくれました。

元気でやります!

児玉 文朋

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