町田夢子

箏 町田夢子まちだゆめこ

生田流箏曲・地歌演奏家。1996年さいたま市出身。
作曲家の父の影響で幼少より音楽に親しむ。
祖母が趣味で箏を習っていた縁で、5歳より箏、後に地歌三絃を柴田つぐみに師事。
17歳より深海さとみにも師事。24歳より胡弓を小池典子に学ぶ。
桐朋女子中・高等学校時代は、部活動で創作ダンスに熱中。
2015年東京藝術大学邦楽科に入学。在学中に宮城賞、常英賞を受賞。卒業時にアカンサス音楽賞、同声会賞を受賞し、皇居内桃華楽堂にて御前演奏を行う。
2019年同大学院に進学。2021年修了。
修士論文では光崎検校《五段砧》を取り上げ、箏の二部合奏曲としての魅力に迫った。
この年より、打楽器奏者伊藤綾香とのデュオ「箏×打楽器Duo いとこまち」による自主公演を主催し、作曲やアレンジの他、委嘱曲の初演にも取り組む。
また、同年、藝大の同級生と結成した「箏アンサンブル十色」で制作した動画作品「なんでもない日。」では、日本画家、声楽家と共同で作品作りを行い、演奏と作曲を担当。翌年には同グループとして初のホール公演を開催した。
現在はさまざまな演奏活動を行う中で研鑽を積みながら、指導や自主企画にも力を注いでいる。
2018年第31回市川市文化振興財団新人演奏家コンクール邦楽器部門優秀賞、2019年度宮城道雄記念コンクール2位入賞。
宮城社教師。彩桜会、深海邦楽会、森の会、同声会、埼玉県三曲協会、公益社団法人日本三曲協会会員。
箏×打楽器Duo いとこまち、和楽器集団「鳳雛」、箏アンサンブル十色メンバー。深海合奏団団員。