☆ある親子の深そうな会話☆
場所はある建物の6F。
それはエレベーターを待っている時の事でした。
私は建物を出ようと1Fへ向かうため、エレベーターで
「下」ボタンを押して待っていました。
すると親子(母親と4,5歳くらいの子)がやって来て、
こんな会話がありました。
登場人物:子ども(子) 母親(母) 兒玉(兒)
(ちなみに兒玉は全部頭の中で思っていたことです。)
子「ボタンおすー。」
母「もう押してあるから大丈夫ー。」
子「えー。押してないよー。押していいー?」
この時はまだ
兒「あー。もうちょっと俺が遅く来たらこの子ボタン押せて、
わーいってなったのになぁ。なんかごめーん。」
位に思ってました。
母親は続けてこう諭しました。
母「今〇〇は6階にいるでしょ。それでこれから1階に降りるの。
だから下のボタン光ってて、もう押してあるの。」
兒「うん。正解。だからごめーん。」
子「えー。違うよー。」
兒「・・・!?何事??」
母「*リピート中・・・」
子「ちーがーうー!!」
母「何が違うの??」
すると子どもは拙い説明ながらもこう言いました。
子「今6階にいて
エレベーターは下にあるの。
2のとこでしょ。
ほいで、
ぼくは下に行きたいから、
エレベーターに上に来てもらうの。
だから上のボタン押すの。」
【母&兒「目が合う間・・・」】
下に行くから「下」を押すのでなく、
上に来て欲しいから「上」を押す。
一見ただの間違った知識になってしまうのですが、
このさりげない会話に子どもの秘めたる可能性を勝手に驚愕しておりました。
当たり前の日常がその子にとっては違った角度で見えている。
子どもと接する時に、「常識」を押し付けることの怖さや、
またその可能性を見逃さない目が欲しい。
そんなことを思った昼下がりの出来事でした。
ちなみに車のメンテナンス間に、ちょっと1着と思っていたはずが、
引く位買ってしまいました・・・。
そんなダメな大人・・・。
こんなんでごめんなさい!!
と思いながら夜はスタジオに入って自主練習ー。
来月の5月17日(金)に和楽団煌の演奏会に出演致します。
チラシ・チケット等ご希望の方はご連絡下さい。
だいぶ暖かくなってきましたね!
季節の変わり目、くれぐれもご自愛ください。
和楽器集団「鳳雛」
兒玉 文朋
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