☆109☆
朝ふと目が覚めて久しぶりに撮り溜めてあった映画を観ようと思い、
珍しく導入部分から食いつかれて数分観ていたところで
気持ちが切れてしまい、気が付いたら話が分からなくなっていた。
そして陽が昇り始めまた1日が始まる。
お気に入りのグラスに注いだ飲み物を身体に染みわたらせ、
スケジュールを確認して手帳を閉じる。
買ったまま本棚に入れた本を横目に花瓶の水を差し替える。
音が鳴った気がしたスマホを無駄に見て、また朝陽に目を向ける。
当たり前のような朝が来て、
当たり前のように夜を迎え、
また当たり前に朝が来る。
10月9日は私にとって、とても思い入れの強い日で、
誕生日でもない、この日、その瞬間を克明に覚えている大切な1日。
「成し遂げようと決めた志を
たった一度の敗北によって
捨ててはいけない」
ウィリアム・シェイクスピア
「ただ自分を信じるのだ。
そうすればどう生きるべきかが
見えてくる」
ゲーテ
今日も最高の一日だと思おう。
和楽器集団「鳳雛」
兒玉 文朋
この記事へのコメントはありません。