☆2度とない一音、2度とない瞬間☆
教室の合宿で長野県に来ています!
昨年より比較的夏を感じることが出来ますが、
やはり夜は過ごしやすいです。
暦の上では秋となりましたが、
あと2日熱くいきたいと思います!
1日目が終わり今日は基礎を多く取り入れたのですが、
合宿でも指導をしていて
新たに気付かされることがたくさんあります。
人が行う以上音は生き物で、
太鼓はそれが顕著に表れると改めて思いました。
型をしっかり作る前に、なぜそうなのかの
意思の統一感が無い限り、
全体としてのまとまりはどうしても欠けてしまいます。
一つの音を作りあげるために
膨大な時間と労力をかけ、
たった1度しか出ない音に向かう。
そのために何をするべきか、
何を思うのか、
また、どう途を示せばよいのか、
そんなことを考えていたら夜がそろそろ
明けそうです…
明確な意思と柔軟性をもって、
自分も門下生に負けないように
また一つずつ取り組んでいきたいと思います。
幸い山頂に稽古場があり、
気兼ねなく音が出せる環境なので、
自分も少し朝稽古したいと思います!
太鼓は長い年月を経て、
職人さん達が精魂込めて作りあげていただいた、
そしてその宿った命を削りながら
2度とない一音として生まれ、
そして儚く消えていきます。
一つの音を大事に、
そして長く心に残る音を目指して。
和楽器集団「鳳雛」
兒玉 文朋
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