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先日尊敬する奏者と

「和楽器の魅力」

について話を聞いた。

「音の余韻」

一つの音は時がくると

聴こえなくなる。

その一つの音を

どう感じるか。

奏者の側は

意思を持ってその音を作り、

視聴者側は

その音の意味を感じ取る。

音を表現するまでの過程や道程、

音を自身に消化する過程や道程。

その余韻は

心地よいものだったり、

雑味を帯びていたり、

心意気を感じたり、

時にはその人が見えたり。

大きい音を出すことだけが

正義ではなく、

速い手をひけらかすことでもなく、

音符に休符にフレーズに

意味があるか。

和楽器はとてもデリケートで、

気分屋さんのじゃじゃ馬な

側面もあります。

尺八も笛も三味線も琵琶も箏も打物、

そして和太鼓も。

音がただ「消える」のか

何かの形で「残る」のか。

改めて奥深さを知って、

同じ想いを嬉しくも感じました。

あんまり色気付くと

いやらしくなるので

ほどほどに頑張ります。

和楽器集団「鳳雛」

兒玉文朋

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