一大事と申すは、今日ただ今の心なり。
それをおろそかにして明日あることなし。
すべての人は、遠き事を思いて謀ることあれども、
的面の今を失うに心づかず。
今一日、暮らす時の勤めを励み勤むべし。
如何ほどの苦しみにても、一日と思えば堪え易し。
楽しみもまた、一日と思えば、ふけることなし。
愚かなる者の、親孝行せぬも長いと思うゆえなり。
一日一日と思えば退屈はあるまじ。
一日一日と勤むれば、百年千年も勤めやすし。
禅の語を読むことがあって「今」を生きることについて考えています。
(写真:文章とは無関係ですが、最近また野村さんの本を読みました。)
鳳雛
児玉 文朋
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