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2016年8月、

天皇陛下が象徴としてのお務めについてのお言葉があり、

2019年4月、

平成が幕を閉じ、令和の幕が開こうとしています。

昭和から平成に替わった際はまだ子どもだったので、

そこまでの記憶はほとんどありません。

文化14年(1817年)に光格天皇が生前退位をなされてから

約200年ぶりの出来事。

こうして感謝の気持ちや、平成という31年の時代を振り返ることも出来、

貴重な瞬間に立ち会えていることが不思議な気持ちです。

まるで大晦日から新年を迎えるような、

そんな気が引き締まる、また、

これからの希望を胸に抱くようなこの数日。

同じような気持ちの方も多いのではないでしょうか。

平成の31年、そしてこれから始まる令和の年月。

38歳の自分にとって一つのターニングポイントのような気もしています。

今日という日は人生の中のたったの1日であるかもしれませんが、

平成という時代の中で、

たくさんの人に出逢い、

たくさんのことを学び、

笑って、泣いて、悔しがって、時には怒りも感じ、

数えきれない失敗をして何度も凹んだことや、

みんなで美味しくお酒を飲んだことや、

一つの目標に向かって進んだこと。

一つ一つが今になって、

そしてこれからの毎日がまた、今になっていく。

何のために生きていくかなんて

たまに考えるけど、

まぁ1日1日を今は精一杯生きることなのかな、

なんて思っています。

大好きな太鼓打って、たくさん悩んで、

がむしゃらに動いて、たくさん助けられて、

自分が信じる道をしっかり見据えて。

令和の出典元に

「時に初春の令月にして、

気淑く風和ぎ、

梅は鏡前の粉を披き、

蘭は珮後(はいご)の香を薫らす」

とあります。

和ものを生業とする者として、

とても日本ぽく感じる、良い元号で

とても朗らかな良い心持にさせてくれると感じています。

また新しい時代を、

一歩ずつ踏みしめていきましょう!

「星に届かないことは

恥ずかしいことではないが、

手を伸ばす星を持たないことは恥ずかしいことだ。

ベンジャミン・メイズ」

ありがとう平成。

平成31年4月30日(火)

和楽器集団「鳳雛」

兒玉 文朋

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